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宇治自治体問題研究所
毎年各地で「記録的な豪雨」
宇治川は大丈夫か
昭和28年災害
と
宇治市
(3)
公開講座 2021年3月21日
講師 小嶋正亮さん
講演要旨(文責:宇治自治問研 H・T)
3.昭和28年災害「28災」
①8月14日「大正池決壊等」
②9月25日「宇治川堤防決壊」(次ページ)
4.その後も水害続く
資料 昭和28年大水害の被害
3.昭和28年災害「28災」
(1)8月の大水害
「28災」とは
宇治を含む南山城地域で、「28災」といわれる昭和28(1953)年の災害は、2つの災害を指しています。
1つ目が、8月14日から16日にかけて寒冷前線の影響で南山城に降った大雨による災害です。2つ目は、9月の台風13号による宇治川決壊による大水害です。
1つ目の災害の特に大きな被害は、井手町の大正池の決壊など、相楽、綴喜地方で発生しました。宇治市からも災害派遣に行きました。
1つ目の大雨による宇治市の被害は、相楽、綴喜ほどではなかったものの、宇治市も大きな被害がありました。9月1日付「市政だより」参照。
資料(京都府HPから)
昭和28(1953)年8月14日から16日にかけて近畿北部に停滞していた寒冷前線が原因で、京都府南部から滋賀県南部さらに三重県西部にかけての地域が雷を伴った激しい豪雨に見舞われた。
相楽、綴喜地方では、特に8月15日午前1時から午前5時以降まで激しく降り、和束町湯船地域では総雨量428mm、時間雨量100mmに達するなど、正に記録的な大雨となりました。
この大雨により、相楽郡では洪水や土石流の発生や堤防の決壊が起こり、綴喜郡井手町では大正池の堤防が決壊するなどの被害が発生し、相楽、綴喜地方で死者と行方不明者336名、重傷者1,366名、被災家屋5676戸、被災総額150億円(当時)の大災害となりました。
壊れた隠元橋(先々代の木造)。
写真は小嶋さんの講演から
3.昭和28年災害「28災」
①8月14日「大正池決壊等」
②9月25日「宇治川堤防決壊」
(次ページ)
4.その後も水害続く
資料 昭和28年大水害の被害
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